前日にドック入りした我がクーペの続編。
ドック入りしたその日のうちに、SUキャブは見事にバラされていました。
中身がごっそり取り外された、スロットルチャンバー(外側)とフロートチャンバー(内側)。
これは掃除した後の画像です。
外した当時は、細かい錆(粒子状)がフロートチャンバー内にあったそうです。
それが原因でフロートの動きが渋くなって、オーバーフローを起こしたのではないか?
と言うのが主治医Tさんの見解でした。
燃料供給ポンプ(機械式)手前のカートリッジ式燃料フィルター(青半透明)
も見せてもらいましたが、中は錆だらけでした。
確か前々回の車検時に交換してもらったつもりでいたのですが、
どうやら実際は交換されていなかったらしい・・・。Tさんが言うので間違いない。
そう、つまり私がこのクーペのオーナーになってから(5年弱)、
一度も交換されていないって事。(汗)
き、気を取り直して、以下は取り外されたパーツです。
ニードルジェットとか細かいパーツもあるので、無くさない様に箱に収められていました。
心配された、ニードルジェットとフロートも損傷はありませんでしたので、
他のパーツもすべて綺麗に拭いてそのまま使用します。
ああ、フロートチャンバーガスケットだけは部品が出たそうなんで、新品に交換します。
ところで、主治医のTさんはとても楽しそう?でした。
SUキャブは久しぶりにいじくったそうです。きっと若い頃を思い出してたんでしょうね。
普段は現代の車しか扱っておりませんので、退屈してたのかもしれません。
・・・その後、2日経った今日の夕方に様子を見に行ってきました。
聞けば今日から組始め、既にキャブ調整も終えて納車待ちの状態でした。
Tさん曰く、「何回も乗って確認したんで調子良いよ!」とのありがたいお言葉。
私は、SUキャブを触るのは20年振り?とか聞いてたんで、内心ホッとしました。
何でも、詳しい方によるとSUキャブ調整はとても難しいと聞いてたんでねえ。
何気なくTさんに、「最後にフローメーターを使ったのはいつか覚えてないでしょう?」
なんて聞いたら、「そんなもん、うちには無い!」・・・(汗)
へっ?そ、そんなもんって?ど、どんなもん?・・・。マジかよ・・・。
どうやらうちのクーペのキャブセッティングは、Tさんの「勘」のみによるものらしい。(笑)
ハハハ・・・。(泣)
落胆してる私にTさんは言い放ちました。
「あんなメーターで測った数字なんか全然当てにならんぞ!
数字出したところで、一回乗れば直ぐにバラ付くし、
こーゆーもんは何回も乗って感覚で決めるんだ!」
さ、流石、経験豊富なお方・・・なんて頼りがいのあるお方なんでしょ!
・・・で、でもね、今は真夏なんだし・・・かなり複雑。
まぁ~、しばらくはこれで様子見するしかありません。
帰り道はテストを兼ねて市内を走り回りましたが、絶好調でした。(今だけ?)
結局、今回のSUキャブオーバーフローの原因は、ご多聞に漏れずタンクの錆らしいです。
悪の根源を絶つのが正論ですが、タンク内の掃除はかなり覚悟要ります。
よってしばらくは燃料フィルターに頑張ってもらうしかありません。(汗)
・・・ですが、いすゞにオーダーして届いた燃料フィルターはこれ。
・・・って思ったらデジカメの調子が悪く、今日撮った写真が取り込めません!(泣)
しょうがないので、連想してください!約倍の大きさで60パイくらいありました。
帰って品番を調べたら、'75年式以降のインジェクション用のフィルターでした。
Tさんはご丁寧に取り付ステーまで自作し、このデカイフィルターを取り付けてくれました。
んん~!強力なのは良いが、ポンプの吸引に影響が出なければ良いのですが・・・。
またまた様子見項目が増えてしまったかも?
これからも、実車が燃え尽きない限りはチェックを続けたいと思います。(爆)
毎度の事ながら、Tさんに感謝です。