私の現在所有している'73年式1800XCは、自身3台目の117クーペです。
と言ってもクーペ暦はまだまだ浅いです、今年10月で丸8年ですから。
記念すべき第一号は、'78年式1800XE(5MT)でした。
その車に出会ったのは、'98年9月です。
当時の私は旧車にはほとんど興味が無く、ごく普通の車(デリカ)に乗っておりました。
で、そのデリカからの乗り換えでボルボ940エステートを中古車店で物色してたところ、
同じ店内の片隅に偶然その117クーペが置いてあったんです。
当時も普段はほとんど見かけなかったので、じっくり見るのは子供の頃以来でした。
最初は物珍しさで隅々まで触ってみましたが、はっきり言ってボロでした。
またそれが売り物と聞いて更にびっくり!こんなもん誰が買うの?なんて呟いた程。
そうこう呆れながら見ているうちに、昔の車のエンジンルームが久しぶりに
見たくなって、ボンネットを開けようとして運転席に座ったんですね。
そしたら当然インパネ周りの光景が目に飛び込んで来ますので、おっ、おおお~!・・・。
恥ずかしながら、座った瞬間に買う気にさせられてしまったんですね。(笑)
・・・今思えば、とても恐ろしい車だったんですねえ、角目クーペ。
さて、購入するのは良いが、これで普段の通勤に使うのはいかがなものか?
なんて程度の外装だったので、デリカからの乗り換えはしませんでした。
とりあえず名義変更はせずに(検切三河ナンバー付)、車体のみを自宅へ運んでもらい、
そこから117クーペのある生活が始まった訳です。
・・・どこかで聞いた様なフレーズ?あっ!ま、まいっか、たぶん気付かれないだろうし。(爆)
うちへ来てからは特に、車体とエンジンルームを我流でコツコツと綺麗にして行きました。
最初は本当に悲惨だったんですよ。エンジンルームなんか水没車かと思えるくらいでしたもの。
そうこうしてるうちに、結局車検を取るまでになんと1年も掛かってしまった!(笑)
そして念願の117クーペ乗りに晴れてなったのですが・・・。
悲しいかなそのわずか一ヶ月後に、突然私の前に強敵が現れてしまったんです。
そう、それが
前出のハンドメイドECの出現だったんです。
まだ駆け出しの頃だったんで若かったんだなぁ?(うそです、当時既にオジさん)
そんな経緯で、ついに角目とお別れして入れ替えてしまいました。
今でもあずき角目の写真を見るたび胸が痛みます。